家族法務について
現代社会における家族のあり方は、かつてないほどの多様性を帯びており、その姿は一様ではありません。それぞれの家族の形を尊重し、支え合う社会が求められています。このような社会において、家族法務はますます重要な役割を担っています。
当事務所は、多様なニーズの中で比較的新しい課題である、以下の3つを重点的に取り組むことで、家族を取り巻く社会課題の解決に貢献できればと考えております。
おひとりさま
「おひとりさま」という言葉が広く知られるようになったのは、フードジャーナリストの岩下久美子さんが2001年に出版した著書『おひとりさま』がきっかけとされています。
「個」を確立した大人の女性として広まった言葉ですが、現在では性別年齢問わず、様々な背景を持つ人々に当てはまる言葉へと変化し、ポジティブなイメージで定着してきました。その背景には、社会の多様化や価値観の変化が大きく影響していると考えられています。
新しい多様なライフスタイルである「おひとりさま」は、将来に向けて準備しておくべきことが様々です。例えば、ご自身の財産をどのように管理し、誰に託すのか、万が一の時のために遺言書を作成しておくことなどが挙げられます。また、病気や老後で判断能力が低下した場合の備えも必要かもしれません。
これらの準備は、ご本人だけでなく、ご家族や周囲の人々にとっても安心につながります。
どんな準備が必要かは、個々で異なる場合がありますので、まずは当事務所と一緒に、必要な項目・手続きについて整理しませんか。
ご要望があれば、ファイナンシャルプランナーとしても、貯蓄、資産運用、相続について、必要な準備をご説明いたします。
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性的多様性
性的マイノリティの方々は、法律婚が認められていないため、パートナーとの間に法的な家族関係を築くことができません。そのため、日常生活の様々な場面で労力や時間が必要だったり、不利益を受ける可能性があります。
例えば、相続権がないため、遺言書を作成しなければ財産をパートナーに承継することができません。また、病気の際にパートナーが病状の説明を受けたり、手術の同意をすることができなかったり、法的後見人になることが困難な場合が多い、などが挙げられます。
これらの問題を完全に解決することは困難ですが、遺言書作成や、任意後見人契約、自治体によって導入されているパートナーシップ制度を利用することにより、万が一の事態が発生した時の負担軽減や、パートナーシップの安定につながると考えております。
行政書士は、これらの手続きに係る書類作成・提出を代行できます。そのため、ご依頼者様は各機関の窓口に行く必要がありません。
当事務所では、プライバシーを厳守し、ご依頼者様の状況に合わせて最適なサポートを提供いたします。「将来のことを考えて、今から準備したい」「パートナーとの関係をより強固にしたい」「手続きの種類だけ知りたい」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。
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家族の一員としてのペット
ペットは家族の一員として、私たちの生活に癒しと安らぎを与えてくれる存在です。しかし、ペットとの生活には様々な法的問題が伴うこともあります。当事務所では、ペットに関する様々な手続きや契約について、専門家としてサポートいたします。
◯ペット譲渡時の売買契約書作成
ペットの譲渡・譲受における責任を明確にするため、契約書を作成いたします。これにより、ペットの生活環境の安定と、飼い主間のトラブル防止に繋がります。
◯飼育委託契約書作成
飼い主様の長期不在や海外転勤などの際、ペットを安心して預けられるよう、委託契約書を作成いたします。預ける側と預かる側の責任を明確化し、ペットにとって安全で適切な飼育環境を確保します。
◯ペットの信託
万が一の事態に備え、ペットの生涯にわたる生活を保障するため、財産信託の手続きをサポートいたします。信頼できる受託者を選任し、ペットの飼育に必要な資金を管理・分配することで、飼い主様の安心とペットの幸せな生活を両立します。
◯ペットショップ・サロン・ホテル等の登録申請サポート
動物愛護管理法に基づく、ペットショップ、ペットサロン、ペットホテル等の営業登録申請をサポートいたします。申請書類の作成、提出代行、審査対応など、煩雑な手続きを代行し、スムーズな営業開始を支援します。
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うえはら行政書士事務所
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